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スラム世界はよく分からない。が、刺激的だ。
イスラムで連想するものはブタを食べない、コーランの響き、そしてなにより女性の写真が撮るのが難しい。パキスタンのお土産に、コーランを買おうとガイドに聞いたら、売ってないという。小さな街の本屋さんで 「コーラン、コーラン」と連呼したらミミズのはったような字の本が出てきた。ガイドに得意になって「買えた」と言うと 「本屋が売ったのか?今、どこに持っている。背中なんか持ってはだめだ。 コーランは手に持つものだ。」と彫りの深い顔で真顔になって怒り出した。宗教。日本ではなかなか普段の日常生活の中では現れにくいが、 イスラム世界の場合、「生活=宗教」という世界で生きている。おそらく日本でお経の本を買ってリックに入れていても怒られないだろう。これが、最初のイスラムとの関わりだった。

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