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イランの国土面積は、日本の4.5倍で、世界で第17位。
北をトルクメニスタン、東をアフガニスタン、西をイラクなどの国々に囲まれてる。北には、世界最大の湖カスピ海がある。
国土面積の半分以上は、山岳・高山地帯で、4分の1が砂漠地帯、残りの4分の1は、耕作地である。北にアルボルズ山脈、西にザクロス山脈という3000〜4000mの峰が連なっている。中央部には、ルート砂漠とキャビール砂漠がある。
イランには、四季がある。春と秋は温暖な気候になる。北部のカスピ海地方と南部のペルシャ湾岸は季節による気候の変化が激しい。イランの北部、西部、南西部にある山地は、大変美しく、カスピ海、地中海、ペルシア湾から吹き寄せる、湿った風の侵入を防ぐ。このため、これらの山の外側は、湿潤気候であるのに対し、内側の山の裾野地帯などは、乾燥した気候になる。
イランの人口は、現在、7000万人弱。全人口のうち、6割が都市部に、4割が農村部いる。イラン人は、アーリア族、アラブ系民族、トルコ人などが混ざり合った人種。イラン人のほとんどがイスラム教を信仰し、そのうち90%がシーア派。そして、キリスト教徒は2%、ゾロテスター教徒が1%。
イランで通用されている公式言語は、ペルシア語。ペルシア語のアルファベットは32文字であり、アラビア語に由来している。 |