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プライベート宮殿跡(パサルガダル)。
レリーフの上半身はなく、柱も根元の方で折れてしまっていた。冬の陽がやさしくレリーフに溜まっていた。キュロス大王の名声は、後世まで語り継がれアケメネス朝を滅ぼしたアレキサンダー大王もこの地に眠る彼の墓を暴くことを許さなかった。